全国民に義務化?!定期的に受けるべき歯科検診の重要性について解説!
2022年10月12日
皆さん、歯のメンテナンスや歯科健診を定期的に受けていますか?2022年10月現在、政府では、すべての国民を対象に歯科健診の受診を義務付ける「国民皆歯科健診制度」が骨太の方針として検討されています。「虫歯や歯周病の予防が大事なことはわかるけど、”義務化”するほどなの?」と疑問に思われる方も多いかと思います。
今回は、「歯科健診」について、どうして重要なのか、どのくらい費用が掛かるのかについて詳しく解説してきます。
この記事は、アピタ浅井歯科クリニックの院長・浅井 裕幸先生に監修いただいています。
浅井 裕幸先生のプロフィール
1994年 | 日本大学松戸歯科部卒業 |
1994年 4月 | 日本大学松戸歯科病院 頭頚部外科入局 |
1995年 3月~8月 | 日本大学板橋病院 麻酔科研修 |
1995年 9月~12月 | 東海大学病院 形成外科研修 |
1998年 9月 | バトリア歯科クリニック分院長として勤務 |
2002年 10月 | アピタ浅井歯科クリニック開業 |
他 | インプラントセミナー多数受講 |
所属学会 / 日本口腔インプラント学会 会員
歯科健診で早期発見!お口の健康が身体の健康につながります!
2022年時点では、1歳半、3歳児、小学~高校までの学生に限り歯科健診が義務付けられていますが、大学生や社会人では任意での受診となっており、2人に1人が1年以内に歯科検診を受診していないというような状況です。しかし、歯の健康は身体の健康につながっており、全国民が定期的に歯科健診を受けることが重要視されています。
例えば、国民の3人に2人は歯周病になっていると言われていますが、誤嚥性肺炎や糖尿病、心臓病など様々な病気や早産にもつながる可能性があり、万病のもとでもあります。また、むし歯や口腔内の不衛生な状態によりオーラルフレイル(口腔機能が低下した状態)になると、食べこぼす、噛めない食べ物が増える、飲み込めないなど、食生活・健康に影響を及ぼします。
歯科健診を定期的に受診することで、むし歯や歯周病の予防・早期発見をすることができ、口内が衛生に保ちます。つまり、健康的な人生を送るために、歯科検診を受診することがとても重要となってくるのです。
かかる費用はどのくらい?定期的な歯科検診で生涯医療費が減少!
実は、現行の制度では、疾病や症状がない限り歯科検診に保険は適用されません。そのため、自覚症状がない状態で、受ける歯科健診は保険適用外となり費用は自己負担となってしまします。
健診内容は、クリニックによって異なります。アピタ浅井歯科クリニックでは、患者様の口腔状態に合わせて、歯のクリーニングや歯石とり、歯磨き指導等を行います。費用は、おおよそ3,000円~10,000円くらいとなっており、進行度によっても変わってしまいます。
しかし、前述した通り、定期受診により疾病予防や早期発見ができます。衛生的な口腔内や丈夫な歯を維持し、心身の機能低下や病気の誘発を防ぐことで「一人当たりの生涯医療費を抑える」それが「国民皆歯科健診」制度の狙いです。2025年の制度導入に向けて、保険制度がどう変更されるかはまだわかりません。ですが、自費であったとしても、定期的に歯科健診を受診する価値はあるといえるでしょう。
お口のお悩み、まずはご相談ください。
アピタ浅井歯科クリニックでは、歯科健診はもちろん、無料で歯科医師に治療の相談ができる、無料相談会を随時開催しています。しばらく歯のクリーニングをしていないという方やお口の中に少しでも気になることがある方は、この機会に当クリニックへご相談ください。