歯周病

歯周病は、歯の健康に深刻な影響を及ぼす「サイレントキラー」とも呼ばれる病気です。
歯のグラつきや口臭、腫れ、膿などの症状が出ますが、これらは自覚しにくいため、早期発見が難しく、症状が気になったときには重度になっていることも少なくありません。

歯周病は高齢になってから、と思っていませんか。しかし、歯周病に年齢は関係ありません。
若いからと油断していると取り返しのつかない状態になってしまうこともあります。

 

日頃、
「歯を磨いてもスッキリしない」
「口がネバネバして不快な感じだ」
などの症状はありませんか？
このような症状は、歯周病の一歩手前かもしれません。

 

重度の歯周病になると、歯がぐらつき、抜歯するしかない状態になることもあります。
しかし、当院では重度の歯周病の状態であっても、歯を残せるように全力を尽くします。
そのため、多くの患者さんに、治療をご満足いただいています。
具体的にどのような治療を行うのか、当院の歯周病治療の特徴を紹介します。

特徴1　科学的な検査方法で、歯周病の原因を突き止める

歯周病とは「細菌」が引き起こす感染症です。
そのため、歯周病の治療の最初のステップは、どんな細菌が原因となっているかを特定することです。
その後は、歯周病の進行状況を把握し、治療を計画していきます。

立体的に状態を把握する「CT検査」

歯科用CTを使って、「顎の骨や周囲の組織の状態」を撮影します。
歯周病になると、顎骨が溶かされてしまいます。
その状態をCTで撮影をすることで、歯周病の進行度合いを正確に知ることができ、適切な治療方法を選択できるようになります。

特徴2　症状の進行に合わせた「オリジナル治療プログラム」を作成

検査結果から患者さん一人ひとりの症状の進行に合わせた、オリジナル治療プログラムを作成します。
それを患者さんへご提案し、納得していただけるまで丁寧に説明します。
決して医師が勝手に治療を進めていくことはいたしません。

特徴3　抜歯のリスクを回避する「再生療法」

当院では、歯周病による抜歯のリスクを回避するため「歯周組織再生療法」を行っています。
歯周病で抜歯をしないといけなくなるのは、歯の土台となる骨が溶かされたためです。
歯がグラついてきて、最後には抜け落ちてしまいます。
溶けた骨が自然に戻ることはありません。
しかし「歯周組織再生療法」なら再生させることができます。

PRGF

PRGFとは、成長因子を含む「血漿」（血液の液体部分）をゲル化させる方法です。骨の再生だけでなく、歯茎の再生にも効果的とされています。
この方法ですと、患者さんのご自身の血液から「専用ゲル」を作るので、アレルギー反応がなく、痛みを抑えた治療が期待できます。

特徴4　レーザーで殺菌

レーザーを使用して、お口の中の細菌を殺菌します。
深い歯周ポケットに対して、従来の器具では届かなった部分までアプローチできます。
歯周病が出す毒素の分解や除去も行うことができます。

歯周病治療は、継続的な治療が必要な治療です。
治療期間が空いてしまうと、除去しきれなかった細菌が再繁殖してしまう恐れがあります。